日本はグルテンフリーブーム。2011年の総務省の家計調査では、初めて米よりもパンの購入金額が上回りました。それだけ日本人の主食は「米」とされていた背景から、小麦の代用品は米粉が主流となっています。
しかし、私自身は小麦だけでなく米も「遅延型食物アレルギー」があり、食べられるパンを探しました。そして行き着いたのが「ドットベーカリー」でした。日本で唯一の全粒穀物粉を扱ったパン屋を紹介します。
目次
ドットベーカリーとは
グルテンフリーのパン屋さん。小麦粉・米粉ではなく、雑穀を原料とした他にはないお店です。トーストするだけで美味しい 『からだ想いのグルテンフリーブレッド・マフィン・クッキー』を丁寧に焼き上げています。
「ドット」とは穀物粉をモチーフにしており、メインのパンは3種類。「有機白たかきび粉」「無農薬しこくびえ」「有機ひよこ豆」となります。その中へ「クズウコン粉」「無農薬ひえ粉」の食材をブレンドし、文字通り穀物のドットにより仕上げられたベーカリーです。
なぜ全粒穀物粉をブレンドしたの?
使用している全粒穀物粉には、精製されれおらず、ミネラル・食物繊維が豊富となります。そして、複数の種類の粉をブレンドすることで、栄養価が高く、身体に優しいパンが出来ました。
店主の「かとう ゆかり」さん
「美味しいパンが食べたい!」と小麦のパン作りから始め、『白神こだま酵母』のパン作りの師範を取得。南青山にてナチュラルフードを学び、インストラクター・マスターと取得し同教室にて講師を務める。
8年間自宅で、食の安心・安全にこだわったパンと料理の教室を開催した。アレルギーを持つ子のママとの出会いや品種改良など食の安全への関心からグルテンフリーに興味を持つ。
そして和菓子屋の「和のかし巡」からの依頼もきっかけとなり、米粉のパンが主流の中「もっと栄養のあるバランスの良いパンを作りたい」という思いから「全粒穀物粉」を原料としたレシピを開発。2016年「ドットベーカリー」をオープン。
定番のホワイトソルガムブレッド
小麦粉・米粉ではないパンはイメージが湧きますでしょうか。感想としては、全粒粉入りの食パンのような感じです。
クズウコン粉なども配合され、口当たりはふんわり柔らかく楽しめました。食べ方は、チーズ・ピザトースト・塩とオリーブオイルなど「お食事パン」としても大活躍です。
(写真はホワイトソルガムのブレットと、ラウンド食パン)
「ホワイトソルガム」とは
イネ科の白高きびを粉にしたもの。
とうもろこし・大豆・小麦に続く、「第4の穀物」として話題となる。
グルテンを含まず、栄養価として必須アミノ酸(リジン・ロイシン・イソロイシンなど)日本人に不足しがちなミネラルが豊富。
白米に比べて鉄分が約4倍、カルシウム約2倍、マグネシウム・食物繊維は約5倍。
パンだけでなく、クッキーもある
写真は「ひよこ豆粉のクッキー」サクサクで手が止まりませんでした。動物性不使用でグルテンフリー、子どもにもパクパク食べてもらいたい一品です。 可愛い透明のケースに詰め込まれて、ギフトとしても喜ばれます。
(写真左:紫芋のクッキー 右:ひよこ豆のフラワークッキー)
どこで買えるの?
基本はネット販売となります。
オフィシャルHPの「ドットベーカリー」より注文ができます。
不定期でイベントへも出店もされておりますので、NEWSを参照ください。
*本当に美味しく・満足する商品と「口コミ」から確認できますよ。
作れるの?
毎月ワークショップ(レシピ付き)をオープンされています。最新の情報はオフィシャルHPのNEWSもしくはFACEBOOKのイベントぺージを確認ください。
定員4人となり、少人数で開催され、質問しやすくアットホームな雰囲気です。ただし、大人気で直ぐに埋まってしまうので、早めの申し込みをオススメします。
AIKOが体験レポートした記事は(こちら)
(写真は「からだ想いのしこくびえブレットワークショップ」の一枚。ごぼうの食べる濃厚スープ・カブの塩昆布サラダ・おまけのしこくびえマフィン)
お店で食べられるの?
都内で2店舗あります。最新の情報は(こちら)を参照ください。
Gluten free 61 cafe&bar(グルテンフリー61カフェアンドバー)
最寄駅が六本木一丁目駅になり、店名に「61」が入ったグルテンフリーの店。TripAdvisorの六本木エリアのNO,1を獲得。
最寄駅:六本木一丁目駅より徒歩5分
営業時間:11:00~23:00(火曜・日曜休み)
和のかし 巡(めぐり)
マクロビをベースにした和菓子屋。卵、乳製品、小麦粉、添加物も一切なし。「餡バタートーストと飲み物のセット」で、イートインメニューとして用意。
最寄駅:代々木上原駅南口より徒歩5分
営業時間:10:30~18:00(月曜休み)
まとめ
店主のかとうさんは、一人で全ての工程「製造・販売・発送・宣伝」をされていらっしゃいます。とてもお忙しいはずなのに、いつも和やかで優しい女性です。だからこそ、本当に身体を思ったパンを作ることができる職人さん。これからもファンであり、応援し続けたいお店です。
(*全て写真はFACEBOOKページより、掲載許可済み)